1/1
ポストカード 【漢文】
¥110
International shipping available
傷心秋巳到 (傷心、秋已(すで)に到る)
嘔血骨猶存 (嘔血、骨、猶(な)お存す)
病起期何日 (病起、期(き)するは何(いず)れの日ぞ)
夕陽還一村 (夕陽、一村(いっそん)に還(かえ)る)
【訳】
秋に病状が悪化し辛い中、
激しい吐血をし、我が身はもう骨ばかりである。
病気が治るのはいったいいつの日かと思い外を見ると、
夕陽が村に落ちていくところであった。
絵ハガキに添えられているこの漢詩は、
夏目漱石が明治43年(1910年)10月7日に、
伊豆修善寺温泉の菊屋旅館において、
転地療養中に詠んだ五言絶句です。
一年の終わり近くである秋に一日の終わり近くの夕陽を重ね、
それに、自身の終わりが来ない病気を対比させたことにより、
漱石の病による果てしない孤独がひしひしと伝わってきます。
漱石が味わった病の孤独は、
100年たったデジタルの現在でも変わりありません。
しかし毎年の世界啓発デーやCFS支援ネットワークの活動は、
その孤独を少しだけやわらげ、
未来への希望をもたらしてくれると、
この絵ハガキの作者は感じています。
この絵ハガキの作者はME/CFSの当事者です。
病の孤独と未来への希望を、
作者は一枚の絵ハガキに込めました。
※漢詩の書き下し文・訳・解釈は、筆者によるものです。
学術的な正しさが保証されたものではないことを
ご了承下さい。
最近チェックした商品
同じカテゴリの商品
その他の商品